2010年10月24日日曜日

沖縄紀行 15


前日、ユタさんの事を伺う為、「海の幸」の若旦那に紹介頂いた、島の信仰に非常に明るいと云う「陶芸家」にお会いすべく電話を入れる。

対応した妻が、御先方は、「今、紹介するので、会いに来なくて良い」と仰ってるとの事。

我々の鑑定内容に適すると云う、お二人のユタさんを紹介して下さった。

早速、妻が電話をする。お二人目の方と繋がり予約が取れたとの事。

「場所は何処?」と聞くと、「クガイ、〇ー☓ー△」・・・?

「クガイ?」、ナビで検索しても、地図を見ても判らない。

「もう一度、良く聞いてみて」、と促すが、「対応が怖いので、嫌だ」と云う。(その理由は後に判明)

宿で、地元のダイバーの方に尋ねると、「クガイ」とは、この辺りの事だと云う。
良く調べると、宿の住所は、宮古島市平良(ひらら)字久貝・・・なるほどクガイだ。

歩いて行けるほど近かった。

この旅で、何となく、「ペンション・ムー」に決めた事、そこで紹介された、「海の幸」から、ユタさんまで、自然に御縁が繋がって行った。・・・「お陰の神様」の粋な計らいである。

当日、11時、ユタさん宅を訪問。(お名前や、場所は明かせません)

ユタさんが奥儀によって開いて下さる帳簿(当家の霊的系譜図面)の為に必要な情報を伝え、鑑定が始まる。

大きな祭壇に向かい、呪文を唱え、御挨拶の唄。そして、神降しが始まる。

一時間以上に及んだ鑑定で、妻しか知らない神社の特定や、現在の状況に見事に適合した様々なメッセージが届く。

そして、本来ユタさんが執り行う、ある儀式の作法を、「東京には行けないから自分たちでやりなさい」と、伝授頂く。

難しいのだが、間違ってはいけないと、妻と二人、何度も聞き返しながらメモを取る。

その儀式に必要なのが、先に紹介した、「御線香と、うちがみ」だ。

後半、談笑交じりの会話で伺ったのが、最近、本土から「あのぉ~、ちょっと占って欲しいんですけど~」と云ったような、軽々しい問い合わせが多く、殆ど断っているとの事。妻が、「電話の対応が怖い」と云ったのはそのためだ。

テレビ出演してしまった事の影響も多いと、悔いていた。

我々は、地元の方の紹介もあり、運良くお会いできたようだ。

最後に、ずっと迷っていた、神の島、「大神島」行きについてお尋ねした。

大神島は島全体が聖域と云っても良く、場所によっては、撮影や近付いてもいけない所がある。島から、木の葉一枚、石ころ一つ持ち出してもいけないと云う。

ユタさんは、「今朝、大神島のおねえ(ユタのお仲間か)達がここへ来ていて、今日のマツリ(祭祀)は終わったって云ってたから、行っても大丈夫よ。」って仰ってくれた。

「何処で、どちらを向きお参りしなさい。」「何処そこへは入っちゃ駄目。」等々教えてくれた。

ありがとうございます。

素敵なユタさんでした。再訪の折には是非この方に、聖地をご案内頂こう。

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