和室三か所の、「引戸」を作る。
移転先の建築が、「木造軸組工法」のため、和室の引戸は既成品を使えない。
そこで登場するのが「建具屋さん」なのだがプロに頼めば矢張りそれなりの・・・。
で!、「自分で作ります!」と云ってしまった。
ちょっとした棚や家具ならアバウトに作れるが建具はそうは行かない。
頭の中で何日もシュミレーションしていざ取り掛かった・・・。
まずは材の刻み。
開き戸と違い、敷居と鴨居との絡みで機能させるため、その部分の加工も重要だ。
簡単な作り方も色々考えうるのだが、手持ちの材を活かすのにちょっと手間のかかる工作になった。
材木屋時代の在庫だった、数寄屋材・「網代ボード」を活かそうと思ったのだ。
丸鋸を三段階ほどずらしながらボードを差し込む為のスリットを入れる。
障子、襖と違い、重量があるので戸車を付けるための加工も・・・。
ドリルでざっと穴をあけ、ノミで仕上げる。
部材が揃ったところで仮組をし、塩梅を確認。
取っ手の穴あけや、研磨、塗装を経て、完成。
網代ボードは本来的には天井材で、この様な使い方にはあまりに華奢だしほこりも溜まりやすいかも知れないが、これも良いかなぁ~っと・・・。
これは、母の部屋の物。
こちらは違う場所。
網代ボードが下部にある。
裏側はシンプルに板のみにした、写真では分かりにくいが、上下の色を微妙に変えてある。
どこまでを作らせて、どこを手作りしてるのか、何だかわけがわからないねぇ(笑)つーか時間あれば基礎から全部できちゃうくらいの鼻息を感じるぞいーーまーたく感心するわい
返信削除いや~もう工作三昧の日々ですわ。
返信削除まだ色んなところに手を掛けなくちゃならないよ。
自分の工房はコルコバードのマスターに手伝ってもらって、ほぼセルフビルドの予定です。
暖かくなってきたんで嬉しいけど、今までが寒くて参ったよ。工作の日に限ってことごとく強風でさ、切りくずが目に入るは、そこらじゅうに舞うはで・・・。
がんばりま~す!