2011年6月19日日曜日

宮古島 祈りの旅 神と出会うまで 11

大神島を後に、新城定吉翁の石庭へ向かう。

途中、素敵なレストランで昼食。


テーブルとなっている大きな岩に、サキュレント?が芽を出している。



お薦めのカレーライス。

ライスで宮古島を、揚げ物で島々が表わされている。

左下から時計回りに、来間島、伊良部・下地島、池間島、大神島。

大盛りだったか、スペシャルだったかにだけ大神島が付いてくる。


新城定吉邸に到着。

(今回こちらの写真を殆ど撮っていなかったので、前回、秋に伺った際の写真を転用いたします。また、文章に於いてもその時のブログのものを反映させて頂きます。・・・沖縄紀行 11


ここは、大正10年生まれの新城定吉氏が、天啓に導かれるまま、人間一人が人力でそれをするのは到底不可能とも思える巨岩(サンゴの化石)を幾つも掘り起こし、また、地中深く穴を掘るなどの作業を続けた結果、極限状態で様々な啓示を受けながら不可能を可能とし具現した場所である。



元々新城家の庭であったこの地に、明治30年頃、天上界より御降臨された、「天神様」の啓示により、拝所(うがんじょ)が定められた御嶽であったと云う。

その後、本島への移転により、誰からも拝礼される事が無くなり、廃れてしまったものを、定吉翁が再興した。

「石庭」と呼ばれているが、庭を造ると云う目的で造られたものではなく(私の解釈ですが・・・)、ただ、導かれるままに巨岩を掘り起こし、あるべき位置に設置されているもので、必然の結果として生まれた、ある種、完璧な形である。ただ、庭と云うものは本来的に、「神の依り代」の意味があるらしい。

芸術は、常に自然(アニミズム的には、神である)を師とし、近付こうとするが、近付けても、決してそれを超える事は無い。近付けた度合いが芸術の真価の基準だとも云えるだろう。

そして、この形には、極限までそれに近付き、同等に響きあった調和を感じる。

前回、単独で訪れた際も、敏感とは云い難い我々夫婦が、そのエネルギーに圧倒され、身体が火照り、意識が高揚した。

今回は、様々な御神事や、神秘体験で意識が開いている上、同じように意識を高めあっている仲間との同行による相乗効果。また、吉岡さんがこの場に居る事での更なるエネルギーの放出があるため、前回とは、比べ物にならない強烈なエネルギーを感じる。

3000坪の広大な敷地内に、巨岩で囲まれた幾つものサークルがある。其々のサークルでエネルギーの質が違うらしい。


先ずは、「太陽のサークル」で瞑想する。

前回訪れた時は季節の所為か蚊が多く、瞑想どころではなかったが、今回はまだ発生前でゆっくりと座る事が出来た。

すぐに深い状態になり漂うように座っていると、目の前に上方へ長く続く白い一本道が現れた。(これははっきりと映像で見えた)

「門が開く」と云うメッセージを受け取った。

メッセージと云うのは、文字が見えるとか、声として聞こえる訳では無く、瞬間に強い確信と共に言葉が降りて来る様な感じだ。「想うよりも先に言葉があった」・・・と云った感じか?


続いて他のサークルを回りながら、途中の「宇宙電波塔」と名付けられたガジュマルの木へ。

二つある木のうろに両手を入れエネルギーを感じるものらしい。吉岡さんが事前の説明で、「そこに手を入れると抜けなくなる」 と冗談で笑わせてくれた木である。


手を入れてみる。・・・途端、全身にもの凄いエネルギーが突き抜け身体が波打つ。

過去体験した事の無い強烈な体験だ。特に会陰の辺りがぐるんぐるんと暴れていて、足はふらつき立っているのがやっとな程・・・。

うろに入れた手に力を込め、必死でしがみついていた。エネルギーを感じるとか云うあいまいなものではなく強烈に身体が反応している。

そして何故か名前を名乗り、頂いた鏡のお役目を全うして行く事を宣言していた。

身体が落ち着きそっと手を抜いた。・・・茫然自失!


ボーっとしたまま、その先の「地球のサークル」へ。そこは最強のエネルギーの場だと云う。

正座をして祈ろうとする。・・・確かに下から突き上げて来る様なジンジンとしたエネルギーと、上からのギラギラした強いエネルギーを感じる。

そして、頭を下げ、自然にこう宣言していた。「私は何者でもありません、頂いたお役目で光を反射いたします・・・」



宇宙電波塔の上に吸い上げられる強烈なエネルギーは、与えられた働きを神にさせて頂くため、私の名前(自我)を抜かれる力だったのだと理解した。祈りは人間としての「私」ではなく、神に使って頂き、神として祈るのだ。


後に理解した事だが、神と一体である、自分も神であると云う自覚。また、神として働くと云う事は、最も謙虚に自分を神に捧げた姿だと思う。

その後、掘り出された沢山の石が置かれた新城さんの部屋でお話を聞くが、圧倒的なエネルギーでまたもトランス状態になる。姿勢を崩さぬようそこに居るのが精一杯。話も全く頭に入らなかった。


翌日、またここを再訪するのだが・・・。


4 件のコメント:

  1. う~~ん。写真が美しい。サキュレント??は色も形も宇宙的ですね。
    カレーはいまいちそんなに美味しそうには見えませんが、いただけば美味なのかも・・・・・
    私にはすべてが未体験なのでよく解らないけど、解らない事を否定はしない。
    ただ聞き、ただ見て、ただ驚いています。
    ただそれだけ・・・・
    ブログ更新がんばって!!!

    月夜のS

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  2. 柏葉窯 みつお2011年6月20日 9:16

    サキュレント、多肉植物です。

    カレーはとにかくシンプルな優しい味で薬膳的な感じでした。

    >ただ聞き、ただ見て、ただ驚いています。
    ただそれだけ・・・・
    ブログ更新がんばって!!!

    ありがとうございます。
    自分も全く同じです。宗教的な一つの教えや、何何神と云った具体的な神と云うものに意識を向けている訳ではないので、体験がみな予想だにしないものなのです。なんじゃこりゃ~?の連続です。

    体験があったと云うだけでこれを書いてますが、正直その意味とかは分かってません。

    でも楽しいからいっかな~って。

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  3. マンモスおばぁ2011年6月21日 18:09

    宮古島のブログ1〜11 、楽く読まさせて頂きました♪
    素晴らしい体験しましたね。写真もとても素敵です。
    頑張って下さ〜い。応援してます!
    *・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

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  4. わ~、ありがとうございます!

    言葉では伝えにくい体験ですが、書く事で自分が学ぶことも多く、なんとかやってみてます。

    もうちょっとで終わります。

    そして、また暫く肉体労働者に戻ります。

    では!

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