柏葉窯の敷地には、北側にかなり急な斜面がある。
建築前、この斜面の扱いにさんざん悩んだが、出て来る全ての案に費用面の折り合いが付かず、そのまま残す事に・・・。
結局、移転計画の大きな目標の一つである「自然農法」の実践地にした。
これがその斜面(↓)
二度の夏を経験したが、草刈りの際、エンジン草刈り機を持ったまま、何度も転げ落ちる始末。
今年はここに二段の道を付け、有効的に利用しようと思う。
先ずは下に降りる階段を作る。
材料は、隣の敷地の伐採した栗の木を頂いた。
栗の木は、里山の樹木の中で、実を取る以外は厄介な木とされる。理由は燃えにくく、腐りにくいから。
要するに、伐採後、燃料にならない上、なかなか腐らないので始末に困るのだ。
今回は、腐りにくさを利点として階段にした。
腐りにくいとはいえ、皮があると虫が入ったり、カビに犯されて行くので、皮を剥ぐ。
銑(せん)と云う道具があると良いのだが、少々値が張るので、手持ちのドローナイフと云う西洋の道具で代用。
皮を剥いでいて初めて気付いたが、この木は幹も栗の実と同じ香りがする。
そして、剥いで行く断面も栗の実の皮をむいて行く時の、渋皮と実の感じにそっくりなのだ。
聞くところによると、桜は花が咲く直前に切ると断面が桜色になっていると云う。
植物の不思議である。
支柱も栗だが、疲れて皮むきは断念した。
階段完成。
この後は横の道作りだ・・・。
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